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第二波 溺れて
冷たく黒い水底深くから呼ばわる声に
呆然として言葉を失っている
天国の二倍も鮮やかで 理性の二倍も明瞭な声
川床に堆積する泥のごとき深さと豊かさをたたえ
邪魔されることがない
真下の流れはぱっくり口を開けて広がり
俺を飲み込んでいる間中 それとなく示唆し 手招きする
俺を取り囲み 溺れさせ 激流でもてあそぶ
でも心地いいんだ・・・・気持ち良過ぎるんだ
だまれだまれだまれだまれだまれ もうすっかりぬるぬるなんだ
どうやったらこの屈服感を味わい尽せるか 頼むよ続けてくれ
・・・続けて第三波 飲み込まれ
果てしない水流の奥底から響く
おまえの叫びの洗礼を受けたんだ
高みは天国の半分 明瞭さは正気の半分
冷たく黒い川床の沈泥は
どこまでもどこまでも続く
真下の流れはぱっくり口を開けて広がり
俺を飲み込んでいる間中 それとなく示唆し 手招きする
俺を取り囲み 溺れさせ もてあそぶ
でも心地いいんだ・・・・気持ち良過ぎるんだ
うるさいうるさいうるさいうるさい 俺はもうずるずるなんだ
どうしたらそんなことが ああ
殺してくれ 俺はもろくぼけて取るに足らない生き物なんだ
屈服させてくれ!
シ アワ セ ダシ ア
ワセ ダ シア ワ セダ シ アワ セ ・・・
突き落とされ
引き波にさらわれて
孤立無援のまま目を覚ます 引き波のただなかで
死ぬのだろう 引き波にくるまれて
逃げ道なんてどこにも見えない
この引き波のただなかで
多 多 多 多 多 多 多 多 多 多 多 多
幸 幸 幸 幸 幸 幸 幸 幸 幸 幸 幸 幸
症 症 症 症 症 症 症 症 症 症 症 症
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